- 昨日のFinancial Times誌に面白い記事が載っていました。
- タイトルはズバリ、Millennials may forever change investing (ミレニアル世代が永遠に投資を変えるかもしれない!)です。
- ジリアン・テットさんは、現在、FT誌の米国編集長で、なんと以前は、FTの東京支局長も務めていました。2000年前後の日本の金融危機を直接取材しているそうです。
- ミレニアル世代(1981〜1996年生)は年輩世代からは風変わりと思われているが、彼らも、ジェネレーションX(1965〜1980年生)、ベビーブーマー(1946〜64年生)に対して違和感や怒りを持っている。
- ミレニアル世代が怒っているのは、ゼネレーションXやベビーブーマーが作り出した経済や環境の混乱に対してだ。
- そしてその考え方の違いは、投資にも影響するかもしれない。
- フィデリティの調査では、自分を博愛主義者と考えているのは、ジェネレーションXで48%、ベビーブーマーで35%に対して、ミレニアル世代では74%に上った。
- これを単に若いうちは理想を追い求めると見る向きもあるかもしれない。
- ウィンストン・チャーチルは、「20歳のときに社会主義者でないなら心がない。40歳のときに保守主義者でないなら脳がない」と言ったらしい。"If a man is not a socialist by the time he is 20, he has no heart. If he is not a conservative by the time he is 40, he has no brain!"
- 実際に米国では、ミレニアル世代は富のわずか4.5%しか保有していない。
- ただし侮ってはいけない。今後数十年の間に、上の世代が亡くなり、数兆ドルが世代間を移動する(最大68超ドルという試算もある)
- ミレニアル世代が博愛主義を維持すれば、社会的責任を果たす企業への投資やインパクト投資へのシフトが加速するだろう。
- 向け目のないウェルスマネージャーは、その影響を理解しており、金融業界がESG商品を拡大している理由の一つとなっている。
- ESGへの関心の高まりは、世代間の資産移転を見越しているという点が新鮮でした。
- それにもまして、チャーチルの言葉は、個人的には言い得て妙と思いましたが、ミレニアル世代は、一生博愛主義で過ごすのでしょうか?
日記
QooQ
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