ニュースのポイント:
- 少々古いですが、先月、米国人アーティストが作ったデジタルアートが競売にかけられ、75億円で落札されたそうです!
- どんなアートかと言うと、題名が、「Everydays: The first 5000 days」といって、一日一つのグラフィックを作り13年以上かけて5000個ためて、それを一つにつなぎ合わせたものらしいです。
- まず第一にユニークなポイントとしては、この作品が、デジタルアートとして、ブロックチェーン技術を使って作者や所有者の情報を管理し、複製不能にして唯一性を担保した、いわゆるNTF(Non-fungible token)と呼ばれるものだということです。
- このNTFを調べると、以下のように定義されているようです。
- "A non-fungible token (NFT) is a unit of data stored on a digital ledger, called a blockchain, that certifies a digital asset to be unique and therefore not interchangeable. NFTs can be used to represent items such as photos, videos, audio, and other types of digital files.
- よって、写真やビデオ、音声ファイルなどのデジタルデータをブロックチェーンを用いてユニーク(唯一性)にし資産化したもの、という感じになります。
- こうしたデジタルアートなどのNTFが、今、オークションなどで、急騰しているというのが、2つめのポイントになります。
- 確かに13年以上かけて作成したもので価値があるのかもしれませんが、それでも75億円はかなり高いと言えると思います。
- この他に、ツイッターの創業者の初めてのツイートのスクリーンショット(下記画像)もNFT化され、約3億円で落札されたそうです。
- 現在、世界中の中央銀行が、金融危機以降、そして足元のコロナ禍で、大規模な金融緩和で経済を下支えしています。その結果として、大量のマネーが供給され、株式市場や暗号資産市場が世界的に高騰しているのは、ご存知のとおりです。
- そして、ついにこうしたデジタル資産(NFT)にまでお金が向かっているということが起きているのかもしれません。
- 日本のバブル期に絵画が投機対象として高騰したのに似ていると指摘する専門家もいるようです。バブルになった資産はいずれ価格調整が入るので、今後の動向に要注意かと思われます。
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